2012年08月07日

雀の詩


雀の詩

雀は何を求めて日々生きるのか
雀はわずかの餌で日々たりる
雀はありふれた軒や屋根や庭に顔を出す
あどけない顔を出す
ちょんちょんと仲間と飛んできて顔を出す
雀にはいつも四季の花が映えている
雀は何が欲しいのだろうか?
家も何ももっていない
でも雀はいつも仲間と一緒
寒いときでもみんな一緒
雀はみんな何ももっていないから
みんないつも仲間で一緒なのか
雀は誰かが偉いとかはない
みんな子供のように仲間
毎日ちょんちょんと仲間と飛び回る
雀にはいかなる邪心もない悪意もない
飾らない素直な心があるのみ
他者を蹴落とすようなこともない
みんな同じだから争わない
葉隠の小枝に隠れて一羽がとまる
次にまた一羽二羽三羽と並ぶ
みんな一緒に並びむつみあう
今は夏の夕暮れの一時
子供の時そんな日があったよう
もうみんな忘れている
その時この世はあたたかい
大人になるとみんな争っている
あれが欲しいこれが欲しい
あいつは俺よりいろいろもっている
大人はただ日々他者を羨み妬み悪口を言う
雀はそんなことは誰も言わない
いつもみんな仲間なんだ
今日一日の糧があれば満足している
家も何ももっていないのに満足
雀にはとげとげしさがない
みんなあどけない顔をしている
そしていつもみんな仲間と一緒
人間に争いの種は尽きない
あらゆることが争いの種になる
人は人を見るだけで疲れてしまう
人はみんな重荷を背負い疲れている
多くのものを欲しい、多くものものを持っている
それ故にかえって患いが消えることがない
ものがあってもなくても患いは消えない
ちょんちょんと花のもとに雀が今日も来る
そのあどけない顔に癒される

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posted by 老鶯 at 01:23| Comment(0) | 鳥の詩
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